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牛肉とセロリの辛味炒め |
きんぴら風炒め物です。
赤唐辛子と山椒の辛味がバッチリと効いていてしっかりとしていて風味豊かな味わいとなっています。
お弁当のおかずやお酒のオツマミにピッタリの一品だと思います。
きんぴらの名前の由来
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きんぴらごぼう |
牛肉とセロリの辛味炒めは中華料理ですが、和食のきんぴら的な風味と味わいがあります。
せっかくなので、きんぴらの名前の由来について紹介したいと思います。
『きんぴら』を漢字で書くと『金平』となります。
金平は人の名前で、坂田金平。
マサカリ担いだ金太郎(坂田金時)の息子です。
その彼に由来していると言われています。
きんぴらに牛蒡は欠かせませんが、江戸時代に牛蒡は精力増強の効果があると考えられていました。
そこで坂田金平のパワフル(勇気と怪力と正義感で化け物さえも退治しています)さに例え、『きんぴらごぼう』と呼ばれるようになったとされています。
ちなみに坂田金時は、実在の人物『下毛野公時(平安時代中期の官人)』をベースして後世の浄瑠璃(金平浄瑠璃)や歌舞伎(四天王稚立)等によって脚色された伝説的英雄と考えられていて、史実としては不確かなものとされています。
なのでその息子である坂田金平も実在の人物ではなく、物語上の創作で歌舞伎や浄瑠璃(金平浄瑠璃)で人気を博したキャラクターとなります。
材料(2人分)
- 牛もも肉のブロック・・・100グラム
- セロリ・・・1本
- ニンジン・・・40グラム
- 青ネギ・・・少量
- 赤唐辛子・・・2本
- 花椒・・・10粒
- 豆板醤・・・大さじ0.5杯
- 甜麺醤・・・大さじ1杯
- 紹興酒・・・大さじ0.5杯
- 中国醤油・・・大さじ0.5杯
- 砂糖・・・小さじ0.5杯
- 胡椒・・・少量
- 酢・・・小さじ0.5杯
- ごま油・・・適量
- 長ネギ・・・少量
- 花椒粉・・・少量
代用食品
上記の材料が揃わない場合の代用の食材の一例です。
家にある食材を使って作ってみてください!
なにか新しい発見があるかもしれません!
- セロリの代用:三つ葉、セリ
- 紹興酒の代用:料理酒、日本酒
- 花椒の代用:乾燥山椒の実
- 花椒粉の代用:粉山椒
- 中国醤油の代用:日本の濃い口醤油
作り方
- 中華鍋に油をひいて熱し、赤唐辛子と花椒を炒め、辛味と香りが油に移ったら取り出します。
- 細切りにした牛もも肉を入れ、肉に火が通ってきたら、細切りにしたセロリ、細切りにしたニンジンを加えてしんなりするまで炒めます。
- 豆板醤、甜麺醤、紹興酒、中国醤油、砂糖、胡椒を加えて味を調え、さらに油を足しながら炒りつけます。
- 仕上げに5センチ程度の長さに切った細ネギ、みじん切りにした長ネギ、花椒粉を加えて混ぜ、最後に酢を少量振り入れて出来上がりです。
食材の旬
- セロリ:通年(ハウス栽培の静岡産)、5~10月(長野産)、ミニセロリ(通年)、6月~10月(芹菜)、ホワイトセロリ(通年)
- 長ネギ:12~2月
- ニンジン:9~12月(西洋ニンジン)、11~2月(東洋ニンジン)
- 唐辛子(辛味種):7~11月
- 青ネギ:通年
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