![]() |
海老カレークリームソースのタリアテッレ |
プリプリとした食感の海老とカレーの色と風味が食欲をそそります。
この料理は、むきエビ、マッシュルーム、生クリーム、オリーブオイル、白ワイン、ニンニク、カレー粉、塩、粉チーズ、万能ネギ、パスタを使っています。
トロリとしたソースがパスタに絡まって口の中がスパイシー&クリーミーな味わいで口いっぱいに広がります。
タリアテッレ
![]() |
タリアテッレ |
タリアテッレは16世紀のイタリア北部のボローニャで生まれ、(ルネサンス期イタリアの貴族女性ルクレツィア・ボルジアの美しい金髪にインスピレーションを受けて考案されたという伝説があります)主にイタリア北部でよく食されている伝統的なパスタです。
ボローニャでは、牛挽き肉をベースとした『ラグー・アッラ・ボロネーゼ』が代表的な地元の名物料理で、ボロネーゼソースをモッチリとした食感が特徴のタリアテッレに絡めて食べます。
![]() |
ラグー・アッラ・ボロネーゼ |
タリアテッレは、幅が約4ミリ、厚さ約1ミリの平打ちパスタで、見た目が名古屋名物のきし麺によく似ています。
見た感じフェットチーネとよく似てはいますが、厳密にはタリアテッレの方が2ミリほど幅が狭くなっています。
![]() |
フェットチーネ(タリアテッレと瓜二つ!) |
濃厚でコクがありトロリとした味わいのソースとの相性が抜群です。
ボロネーゼやカルボナーラ、チーズソース、クリームソース、トマトクリームソースに合わせるのが特におすすめ。
逆にアッサリとしたソースや、冷製パスタ料理への使用には不向きだと思います。
エスビー食品株式会社の赤缶カレー粉
この料理には赤缶カレー粉を使っています。
赤缶カレー粉は使い勝手が良くて、特にソースの色合いを出すために使うと綺麗な黄色を生み出してくれます。
普通のカレールウを使うと色も味もカレー料理のようになってしまうので、ほのかにカレーの風味を保ちながらスパイシーさを強調するにはもってこいの調味料だと思います。
ちなみに赤缶カレー粉はエスビー食品から販売されています。
1923年に日本初の純国産カレー粉(業務用として販売されましたが日本初なのかに関しては異説あり)が日賀志屋(エスビー食品の前身)から誕生しました。
1930年にヒドリ印(ヒドリ印とは社運や製品への願いを込めた太陽=SUNと鳥=BIRDを図案化したもので、その後の1931年に頭文字であるSとBをとってをS&Bと併記して商標としました)カレー粉を発売し、1933年に白缶カレー粉(著名な料理家の推薦状を商品に添付し、その結果、料理人たちへの売込みに成功)を発売。
これらの創業以来培ってきたカレーのノウハウの集大成として1950年に赤缶カレー粉が誕生しました。
材料(2人分)
- 海老・・・20尾程度
- マッシュルーム・・・6個
- 生クリーム・・・200ml
- EX・ヴァージン・オリーブオイル・・・80ml
- 白ワイン・・・20ml
- ニンニク・・・1片
- カレー粉・・・小さじ0.5杯
- 塩・・・少量
- バター・・・20グラム
- パルミジャーノ・レッジャーノ・・・20グラム
- 万能ネギ・・・適量
- タリアテッレ・・・140グラム
代用食品
上記の材料が揃わない場合の代用の食材の一例です。
家にある食材を使って作ってみてください! なにか新しい発見があるかもしれません!
- タリアテッレの代用・・・フェットチーネ
- パルミジャーノ・レッジャーノの代用・・・粉チーズ
作り方
- むき海老は塩を軽く振って下味を付け、マッシュルームをスライスします。
- フライパンにEX・ヴァージン・オリーブオイルを入れて熱し、みじん切りにしたニンニクを入れて良い香りが出てくるまで炒めます。
- 良い香りがしてきたら、むき海老を入れて炒め、海老の色が変わってきたら白ワインを加えて、海老を取り出し(半生程度)、ワインの水分を飛ばします。
- 生クリーム、マッシュルーム、塩を加えて、煮詰めていきます。
- ソースが煮詰まってきたら、カレー粉を加えて混ぜ合わせ、海老を戻し入れて、海老に火を完全に通します。
- 茹で上がったパスタを入れて、すり下ろしたパルミジャーノ・レッジャーノとバターを加えてよく混ぜ合わせます。
- 器に盛って、万能ネギのみじん切りをパラパラと散らして出来上がりです。
食材の旬
- 万能ネギ:通年
- ニンニク:6~8月
- マッシュルーム:10~12月(ただ殆どが人工栽培なので実質旬はありません。)
コメント
コメントを投稿